Wood of 木人キッチン

木の基礎知識

木といってもいろいろな材種があり、堅さや色、強度も様々です。
目的にあった木を選ぶことが大切です。

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針葉樹と広葉樹

木には大まかに言って針葉樹と広葉樹がある。原始的な木と思われ、比較的真っ直ぐに立っている木が針葉樹で、その名の通り葉が針状になっていることが多い。柔らかい木が多い。材質的に水を吸い上げる導管というモノがなく全体で吸い上げている感じ。杉・檜・松がその代表。広葉樹は針葉樹が発達した木と思われ真っ直ぐというより枝を張っていく感じで伸びているものが多く樹形も様々。堅い木が多い。導管とい水を吸い上げる管の大きさで環孔材と散孔材に大別される。環孔材の代表は欅やタモ。散孔材の代表はブナ、楓など。

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心材と辺材

木は生長の終わった心材部分(材の中心から外に向かう部分)と成長している辺材(皮側)とある。杉など赤色と白色が明瞭な場合は「源平」と呼ぶ場合が多い。基本的に辺材は成長していている部分なので水分を多く含み滋養もあるので虫に食べられやすく腐りやすいため材料にはしない。トチやブナなど心材と辺材の境目が不明瞭な木もある。

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板目と柾目

木は挽き方によって木目が変わる。山形の木目が現れる板は板目といい、縦縞の模様は柾目という。板目は幅に反ったり、縮みも激しい。建具など暴れが厳禁なモノには柾目を使う。目の詰まった柾目板は一本の木から取れ量も限られ、扱いやすく重宝なため値段も高い。

杉 スギ

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・スギ科
・針葉樹 
・産地 日本特産
・比重 0.38

■柔らかい。真っ直ぐに育つため建築材、特に柱材として使われることが多い。地域により種類も様々。吉野杉や秋田杉、屋久杉、北山杉などなど。雨の多いところで育ったスギは脂がのって目の詰まった材が多い。家具に使う場合はそんな材料がおすすめ。

檜 ヒノキ

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・ヒノキ科
・針葉樹
・産地 日本
・比重 0.45

■程よく柔らかい。加工しやすい。水に強い。伐採後200年くらいまで強度が上昇すると言われている。などの理由で建築材の代表格。家具に使うことはあまりないが、キッチンには向いてる。

赤松 アカマツ

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・マツ科
・針葉樹
・産地 日本
・比重 0.48

■程よく堅い。樹皮も赤いが材も赤っぽい。ヤニ分が多いため重厚な感じもある。加工はしやすい。いわゆるベイマツと似てはいるが、艶・重さなど明らかに別物。「肥松」というヤニの多い松は珍重される。家具に使われることはあまりないが、紅松や姫小松という松は家具に使うことも多い。

クルミ

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・クルミ科クルミ属
・広葉樹 環孔材
・産地 北海道・東北
・比重 0.51

■心材はくすんだ淡い褐色。木理は交錯し肌目もあらいが、独特の光沢を持つ。加工性は良く狂いも少ない。材自体にほどよい油分を含んでいるためオイルフィニッシュが最適で経年変化で独特の風合いに変化していく。家具材として最良の木材の一つ。

タモ

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・モクセイ科トネリコ属
・広葉樹 環孔材
・産地 北海道・東北・ロシア
・比重 0.65

■適度に堅い。加工性もよく家具には最適な材料。板目と柾目の表情が違うため使い方によって分ける。材料を買うときも板目なのか柾目なのか指定する。日本産の材料はほとんど切り尽くしたのでロシア材が主流となっているが、材の感じはほとんど変わらない。縮み杢など美しい木目がある材もある。

水楢 ミズナラ

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・ブナ科
・広葉樹 環孔材(放射孔)
・産地 日本全国(特に北海道に良い材料があった)
・比重 0.68

■程よく堅い。耐久力に富む。柾目に挽くと虎斑といって虎の模様みたいな感じの表情がでて珍重される。イギリスのアンティーク家具はほとんどがナラ材。北海道のナラ材は良質のモノが多かったので輸出していたときもある。現在は北海道材もほとんど出回らず中国材が主流。材質的にはよく似たものが多い。

栗 クリ

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・ブナ科
・広葉樹 環孔材
・産地 日本全国
・比重 0.55

■程よく柔らかい。水を吸い上げる導管が一番大きいので板目にすると一番あらあらしい木目となる。タモに似ているが少し黄色っぽい。タンニン分を多く含むので水に強く、家の土台にもよく使われた。鉄道の枕木に使われたため切り尽くされてしまった。今日本に流通しているのはほとんどが中国材。

ウォルナット

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・クルミ科
・広葉樹 環孔材
・産地 北米東南部
・比重 0.63

■程よく堅い。加工もしやすい。黒くて存在感のある木だけど辺材部は白っぽいので使いにくい。アクセント的に使うと引き締まった感じになる。キッチンの天板にも向いている。家具にも造作にも根強い人気がある材料。ちなみに日本のクルミ材はあまり黒くない。

ハードメイプル

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・カエデ科
・広葉樹 散孔材
・産地 北米北東部
・比重 0.70

■堅い。最初は白いけど日焼けすると飴色に変わってくる。粘りがあって加工は難しい。乾燥による収縮が激しいので良く乾燥した材料を使う。堅いのでテーブルの天板に向く。粘りがあって細くできるので椅子にも最適な材料。

アルダー

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・カバノキ科ハンノキ属
・広葉樹 散孔材
・産地 アメリカ・ヨーロッパ
・比重 0.50

■柔らかい。加工性はよい。赤いので桜の変わりに使うこともあるが深みがないのでプロは簡単に判別できる。粘りが無く裂けやすいので強度の必要なところには使えない。椅子などには向かない。明るい雰囲気のインテリアには向いている。ただし箱物。

欅 ケヤキ

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・ニレ科ニレ属
・広葉樹 環孔材
・産地 本州・四国・九州・台湾
・比重 0.68

■堅い。独特の黄色。粘りがあるため大黒柱にもよく使われたが、切り尽くした感があり、なかなか良い材料が出回らない。あっても超高級材。堅すぎて素性が悪いケヤキは藪ケヤキと呼ばれ扱いにくい。漆の相性もよく、拭き漆で仕上げると最高の光沢となる。

栃 トチ

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・トチノキ科
・広葉樹 散孔材
・産地 日本
・比重 0.52

■程よく柔らかい。黄色っぽい白色。加工しやすい。心材と辺材が不明瞭で唯一辺材が使える材料と言われる。シルクのようなリップルマークと呼ばれる紋が特徴。幅の広い材は一枚板のテーブルなどによく使われる。規格的な板状ではあまり流通していないので、箱物家具や造作で使うことはあまりない。

ホワイトアッシュ

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・モクセイ科トネリコ属
・広葉樹 環孔材
・産地 アメリカ・カナダ
・比重 0.69

■堅い。家具用材として使われることが多いが、野球のバットの材料としてもよく知られる。日本のタモやトネリコ、塩地(シオジ)などに類するが、目のあらいものが多く色も白っぽいモノが多い。タモより重いし堅いので、これでも同じ樹種かなと思うこともある。